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検査結果を活用しましょう 心臓に異常があるといわれたら

心臓に異常があるといわれたら
>>>高脂肪の食事やストレスにご用心

増えている狭心症と心筋梗塞

  近年、心臓病の中でも、虚血性心疾患とよばれる狭心症や心筋梗塞が増える傾向にあります。これらの病気は、心臓に送られる血液が不足することで発症し、死に至ることもあるおそろしい病気です。異常値がでたら、まずは精密検査を受けましょう。

<狭心症、心筋梗塞はこうして起きる>

狭心症 心筋梗塞
冠動脈から心臓へ供給される血液の量が不足して酸欠状態になり、胸が締めつけられるような痛みが生じます。 冠動脈に血のかたまり(血栓)ができたり、動脈硬化が悪化して血管が詰まったりすると、血液の流れが止まってしまいます。こうなると心臓の一部が死んだ状態(壊死)になり、激しい痛みが生じます。

心臓病を予防する10か条

  1. 食品は栄養バランスを考えて。
  2. 脂肪は植物性のものを中心に。
  3. 食塩は調理の工夫で無理なく減らそう。
  4. 食事の量は運動量とのバランスで。
    甘いものはほどほどにしましょう。
  5. お酒の量は自分のペースで。
  6. たばこは吸わない。頑固に禁煙。
  7. 努めて歩き、適度な運動を。
  8. ストレスは工夫をこらして上手に発散。
  9. 定期健診を忘れずに。
  10. 血圧とコレステロール値を正常に。

(心臓病を予防する健康ハート10か条「日本心臓財団」より改変)

対策:こんな性格の人は心臓病になりやすい

せっかちで競争心が旺盛、攻撃的な性格の人は、心臓病にかかりやすいといわれています。これは、ストレスがたまりやすいことで血管が収縮し、虚血性心疾患を引き起こすことがあるからです。心あたりのある人は注意しましょう。

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