人間ドック

胸部ヘリカルCT検査

 肺がん死亡は近年第一位で、今後ますます増加傾向にあります。ヘリカルCT検査では、数mmの大きさの初期肺がんを検出することができます。一般のレントゲン写真では心臓などの影に隠れた病変を見逃してしまうことがあります。

 また、ヘリカルCTでは、肺がんだけでなく肺気腫の早期の診断ができます。肺がんは喫煙の関係はよく知られていますが、肺気腫も主な原因は喫煙です。

検査方法

 からだに360度方向からX線をあて、透過してきたX線を検出器で測定しコンピュータ処理をしてからだの断面写真を撮影する検査です。

 当財団では、平成23年12月に最新の16列マルチスライスCTを導入いたしました。このCTでは細かく16断面が同時に撮影可能なマルチスライス技術を搭載しています。
 従来のCTと比べ半分以下の被曝低減機能を備えた高画質性能の最新機種であり、撮影時間の大幅な短縮も可能となりました。息を止める時間は約10秒、検査時間は10分程度です。

<1つでもあてはまる方におすすめします >

  1. 喫煙係数(1日のたばこの本数×喫煙年数)400以上の方。
  2. 同居者にヘビースモーカーがいる方
  3. 血縁者に肺がんの方がいる方
  4. せきや痰がでやすい方

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