人間ドック
検査結果を活用しましょう 腎機能に異常があるといわれたら
腎機能に異常があるといわれたら
>>>尿を自己チェックし、食生活の見直しを
自覚症状が少ない腎臓病
腎臓病には糸球体腎炎(急性腎炎、慢性腎炎)、ネフローゼ症候群などがありますが、そのほとんどが進行性のもので、しかも初期のうちは自覚症状がありません。そのため、気づかないうちに症状が悪化してしまい、さらに進行すると人工透析が必要になることもあります。しかし、食事をはじめ生活習慣を見直して病気と上手に付き合えば、病気の進行をおさえることができます。
腎臓をいたわる生活
- 早寝、早起きで疲労を防ぐ
- 水分を上手にとり排尿をがまんしない
- 腎臓病を引き起こすかぜに注意
チェック:尿の状態を自己チェックしよう
腎臓に異常があると、尿の状態や量、回数などに異変が起こります。定期検査を受けるとともに、自分でも尿の状態をチェックしましょう。
- 血は混じっていませんか?
- 濁っていませんか?
- 1日に10回以上、トイレにいきますか?
- 1日の尿量が400ml以下ではありませんか?
<尿の色、量から疑われる病気>
血尿 | 腎炎 尿管結石 膀胱腫瘍 腎臓がん 膀胱炎 |
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白い小片が混ざっている | 腎盂腎炎 腎腫瘍 膀胱炎 |
濃い黄色 | 肝臓病 |
頻尿 | 膀胱炎 尿道炎 慢性腎不全 尿崩症 |
乏尿 | 急性腎炎 心不全 ネフローゼ症候群 |
尿がでにくい | 膀胱結石 尿管結石 膀胱炎 前立腺肥大症 |
アドバイス:腎臓病の人の食生活のポイント
- 良質のたんぱく質を適量とる
症状に応じて、たんぱく質の制限が必要になります。その場合には、肉、魚、卵などの動物性たんぱく質を中心に適量とることが大切です。ただ、病状によっては、たんぱく質の摂取量を増やさなければならないこともあるので、医師の指示に従ってください。 - 食塩を控える
腎臓病には、高血圧やむくみが関係しています。食塩の摂取を控えるよう心がけましょう。