生活習慣チェック

改善アドバイス:適量を守りアルコールと上手に付き合いましょう

飲みすぎは肥満や生活習慣病を招く

 お酒は“百薬の長”といわれるように、適度に飲めば、ストレス解消や疲労回復に役立ちます。しかし、度が過ぎれば二日酔いで苦しむだけでなく、肝臓病や痛風などの生活習慣病の引き金になります。また、アルコールはエネルギーが高く、飲みすぎると肥満の原因にもなります。

アルコールは飲み方が大事

 アルコールを飲む場合に注意したいのが「量」と「回数」です。どんな種類のお酒でも、毎日欠かさず飲酒していれば、健康障害を招きます。「どうしても晩酌は欠かせない」という人も健康のために、週に2日は休肝日を設け、適量を守って飲むように心がけましょう。

アルコールの適量のめやす(1日あたり)

  • 日本酒………1合(180ml)
  • ビール……… 中びん1本(500ml)
  • 焼酎(35度)………80ml
  • ワイン………グラス2杯(240ml)
  • ウイスキー(ダブル)………1杯(60ml)

アルコールと上手に付き合う8か条

  1. 適量を守り、度を越さない。
  2. 空腹で飲まない。酒のつまみは魚、肉、野菜をバランスよく。
  3. 急ピッチで飲まず、マイペースで。
  4. 濃いお酒は食道や胃を荒らす原因になるので、水やお湯で割って飲む。
  5. はしご酒は飲みすぎのもと。
  6. 薬とお酒を一緒に飲むのは厳禁。肝臓での薬の処理が遅くなり、あとで効きすぎることになる。
  7. お酒を飲みながらたばこは吸わない。
  8. 週に2回は休肝日を、年に1〜2回は1週間程度の禁酒を。

おつまみにも気を配りましょう

 お酒は高エネルギーなので、おつまみは脂質や食塩の控えめなものを選びましょう。豆腐や野菜、乳製品、動脈硬化を予防する青背の魚の料理などがおすすめです。

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焼きとりなら・・・たれ焼きより塩焼きを 砂ぎも、ねぎま 皮、つくね、手羽先
おでんなら・・・野菜を中心に 大根、こんにゃく、こんぶ、つみれ イカ巻き、さつま揚げ
刺身なら・・・脂肪分の少ない魚介類を 白身の魚、タコ、エビ、貝 トロ、ハマチ、イクラ
オードブルなら・・・脂肪や食塩に注意 チーズ、野菜のスティックサラダ レーズンバター、キャビア、サラミソーセージ

休肝日をつくる、こんな工夫

  • 「仕事が休みの日は飲まない」と決める。
  • 休肝日には、お酒のつまみになりそうな献立を避ける。
  • 飲みたくなったら、ノンアルコールビールなどで代用を。

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